フィラリア症って?
犬や猫の心臓に寄生する寄生虫による病気です。
蚊に刺されることによって感染し、心臓、肝臓、腎臓など多くの臓器の障害を起こします。
恐ろしい病気ですが、予防することができるので、忘れずフィラリア予防をしましょう。

フィラリアの原因になる寄生虫って?
犬糸状虫は15cmくらいのそうめん様の寄生虫です。
心臓の近くの血管に寄生します。

症状は?
感染後数年間の潜伏期間があり、その間は無症状である場合がほとんどです。
症状が出てからの完治は難しく、無症状の状態での早期治療が大切です。
初期症状では慢性的な咳や食欲不振などから始まり、末期症状としては腹水、浮腫み、血尿などが現れ、最悪死に至ります。
検査は?
採血して感染をチェックします。
『抗原検査(検査キットを使用して、フィラリアに対する抗原を持っているかを確認)』か『集虫法(顕微鏡を除きミクロフィラリアがいるかを確認)』で判断できます。
予防はできますか?
正しく駆虫薬を飲ませることで、すでに感染していた場合にも体内での虫の成長を抑え、発症を防ぐことができます。
※駆虫薬は血液検査を行ってから与えます。
大量の子虫に規制されている場合場合、駆虫薬を飲むとショックを起こして死んでしまうことがあります。
よくある質問
Q どうして予防は5月から12月までなの?
A 中部地区での蚊の発生時期はおおよそ4月から11月までと言われています。
100%蚊に刺されないようにするのは難しいので、直前1ヶ月に刺された分を駆除します。
*高層マンションに住んでいるワンちゃんにも実際に感染することがあります。
Q どうして毎年採血が必要なの?
A 大量の子虫がいるのに駆虫薬を飲むと、ショックを起こして倒れてしまうことがあります。
このため万一感染していることに備えて、毎年薬を飲み始める前に検査が必要です。
必要な血液量は数滴です。ご協力お願いします。
健康診断をする場合も同時に採血できます。ご相談ください。
Q 症状が出てからでは根治できないのはなぜ?
A フィラリアが成虫に成長しても無症状であることが多く、咳や腹水などの症状が出た頃には成虫が肺の血管に詰まってしまっていることがほとんどです。
一度詰まった血管はもとには戻せません。つまり進行したフィラリア症は根治できません。
このため、毎年の予防が必要です。
この他、気になることがありましたらお気軽にスタッフまでお尋ねください。
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