PET HEALTH COLUMN

ペットの健康コラム

避妊手術について

開腹手術により子宮と卵巣と摘出する手術です。
生理(発情)は無くなり、子供を産むことができなくなります。

犬や猫は、生後5~8ヶ月ほどで子供を産むことが出来るようになります。
避妊・去勢手術には、望まない妊娠を避けるだけでなく、問題行動の軽減や病気の予防などさまざまなメリットがあります。
手術に伴うデメリットも十分理解して頂いたうえで手術を検討してください。

メリット

【子宮や乳腺の病気の予防】
子宮に膿がたまる病気(子宮蓄膿症)、子宮や卵巣の腫瘍の予防ができます。
また、若いうちに避妊手術をすることで、将来的に乳腺腫瘍になる確率が低くなることが分かっています。(例えば犬では初回発情までに手術すると90%以上乳腺腫瘍を防げます。)

【発情期のストレスを抑制】
犬は約半年に一度、猫は年に2~3回の発情期があります。
発情中は食欲元気がなくなる、落ち着きがなくなる、いつもはおとなしい子が脱走をしてしまうなど、体調や性格に変化がみられることがあります。
避妊手術をすることで、ペットにとっても飼い主様にとってもストレスの多い発情期を迎えることはなくなります。

デメリット

【麻酔のリスク】
避妊手術は全身麻酔を必要とします。麻酔薬に対する特異体質は手術前に分からないことが多く、麻酔は100%安全であるとはいえません。少しでも麻酔のリスクを減らすために、術前に血液検査などの健康診断をしておく必要があります。

【手術後の肥満】
避妊手術後はホルモンバランスの変化から肥満傾向になる犬や猫が多く見られます。肥満は糖尿病や心臓病、関節疾患など様々な病気の原因となります。カロリーを控えた食事を与える、適度な運動をするなどの注意が必要です。

避妊手術をお考えのみなさまへ

当院での去勢手術は基本的に、術前の健康診断も含めて日帰りが可能です。

手術は日曜・祝日以外で、予約(来院時または電話にて)をしていただければ、できる限りご希望の日にちで対応させていただきます。

術後の肥満予防のための食事についてもご提案させていただきます。

手術について十分に理解した上で決めることが大切です。
費用などわからないことがあればお気軽にご相談ください。

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