PET HEALTH COLUMN

ペットの健康コラム

去勢手術について

陰嚢内から精巣(睾丸)を摘出する手術です。

犬や猫は、生後5~8ヶ月ほどで子供を産むことが出来るようになります。
避妊・去勢手術には、望まない妊娠を避けるだけでなく、問題行動の軽減や病気の予防などさまざまなメリットがあります。
手術に伴うデメリットも十分理解して頂いたうえで手術を検討してください。

メリット

精巣腫瘍の他、犬では男性ホルモンが関与しているとされる前立腺肥大症、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫などの病気の予防ができます。
また、発情に伴うマーキングやスプレー行動、攻撃性やマウンティングなどの問題行動を軽減できる場合があります。
※精巣が陰嚢内ではなく、皮下や腹腔内に留まってしまう停留精巣がある場合は、精巣が腫瘍化してしまうリスクが高くなります。
おうちの犬や猫に停留精巣が疑われる(睾丸が触れない)場合は早めに獣医師にご相談ください。

デメリット

【麻酔のリスク】
去勢手術は全身麻酔を必要とします。
麻酔薬に対する特異体質は手術前に分からないことが多く、麻酔は100%安全であるとはいえません。
少しでも麻酔のリスクを減らすために、術前に血液検査などの健康診断をしておく必要があります。

【手術後の肥満】

去勢手術後はホルモンバランスの変化から肥満傾向になる犬や猫が多く見られます。
肥満は糖尿病や心臓病、関節疾患など様々な病気の原因となります。
カロリーを控えた食事を与える、適度な運動をするなどの注意が必要です。

避妊手術をお考えのみなさまへ

当院での去勢手術は基本的に、術前の健康診断も含めて日帰りが可能です。

手術は日曜・祝日以外で、予約(来院時または電話にて)をしていただければ、できる限りご希望の日にちで対応させていただきます。

術後の肥満予防のための食事についてもご提案させていただきます。

手術について十分に理解した上で決めることが大切です。
費用などわからないことがあればお気軽にご相談ください。

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